コ ラ ム
ITコラム「地位が向上したノートパソコン」
(2007年11月11日)
Windows Vistaの出足の遅さからか、期待していたような特需はありませんでした。それでも相変わらずパソコンメーカーは、季節ごとに新モデルを発売しています。一部のメーカーを除いて、各社それぞれデスクトップとノートブックを発売しているのですが、最近、大型量販店などのパソコン売り場を眺めてみると、やたらとノートブックの方が目立ちます。
今では確たる地位を得たノートブックのパソコンですが、登場直後の1980年代後半頃は、まだデスクトップの方が主流で、ノートブックはサブ的な立場でした。その頃、ノートブックを持っている人の多くは、普段はデスクトップのパソコンを使用して、出張や外出先でパソコンを使いたい時だけ、ノートブックを持ち歩くのが常でした。性能的にもデスクトップの方が良かったため、メインで使うのはデスクトップで、ノートブックはサブマシンでしかなかったのです。
その後、ノートブック向けのCPU性能がアップしたり、部品の高密度化が進んだことで、年々ポジションをアップしてきたノートブックは、その使い方やスタイルまでも変えてきました。持ち運ぶことを前提に生まれたノートブックですが、家の中のどこでも移動して使えたり、使わない時に片づけておける省スペースから、外に持ち出さない環境でもノートブックを選ぶ人が多くなってきたのです。
そのほかにも、いろいろなメリットを考えてノートブックを選択する人が多いようです。最近ではデスクトップも省電力化されていますが、ノートブックの方が消費電力は少なくてすみます。バッテリで駆動しているので、ブレーカーが飛んだりしても安心です。
しかし一方でデメリットもあります。最近はだいぶ価格もこなれてきましたが、全体的に見るとやはりデスクトップより割高です。これは、小さなきょう体に詰め込むため、部品を小さくする必要があり、その結果、部品価格が高くなってしまうからです。拡張性に乏しいのもノートブックの弱点です。メモリの追加やハードディスクの交換はできますが、デスクトップのように内部にハードディスクを追加したり、大きなディスプレイに付け替えたりすることはできません。
しかし、こうしたデメリットがあっても、パソコン売り場を見るとわかるようにノートブックの人気は高まっているようです。ボーナスの時期も近づいてきました。パソコンの買い替えを検討している人は、ノートブックを候補に入れてみるのも良いかもしれませんね。
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